腎泌尿器科

こんなお悩みありませんか?
・水をよく飲み、尿の量が多い
・頻尿が続いている
・尿量が増えた(腎不全初期段階)
・尿が出にくそう
・血尿が見られる
・食欲が低下し痩せてきた
・嘔吐があり、元気がない
・トイレ以外の場所で粗相をしてしまう
腎泌尿器疾患は、ペットの生活の質や健康に大きな影響を与えるだけでなく、命に関わる場合もあります。
これらの症状が見られた場合は、草津市・大津市のエルム動物病院へ早めのご相談をおすすめします。
腎泌尿器科について
泌尿器科は、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの疾患に対応する診療科目です。
尿は腎臓で濾過され、尿管を通じて膀胱に貯められ、尿道を通して体外に排出されます。
この一連のプロセスに障害が生じると、ペットの体調に深刻な影響を及ぼします。
腎泌尿器疾患には、このような多岐にわたる症状が現れることがあります
・尿トラブル(頻尿、無尿、血尿など)
・元気や食欲の低下
・毛づやの悪化
・体臭・口臭の増加
・体重の減少
・嘔吐や全身の不調
代表的な腎泌尿器疾患

慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病は、加齢や尿路感染、尿路閉塞などによって腎機能が徐々に低下する病気です。初期段階では症状が現れにくい一方で、進行すると次のような症状が現れます。
・多飲多尿
・嘔吐
・食欲不振
・体重減少、食べているのに痩せてきた
治療は食事療法を中心に、内服薬、サプリメント、点滴などを組み合わせておこないます。
早期診断と適切な治療で、腎機能の維持を目指します。
急性腎障害(AKI)
急性腎障害は、短期間で急激に腎機能が低下する病気で、脱水、感染症、尿道閉塞、中毒物質の摂取などが原因となることが多いです。症状が進むと命に直結することもあるため、早急な診断と治療が必要です。
尿路結石
尿の中に含まれるミネラルが結晶化して結石を形成する病気で、次の症状がよく見られます。
・頻尿
・血尿
・排尿時の痛み
・尿管結石の場合は強い痛みや体調不良
治療法は、尿路閉塞の場合はもちろん緊急開通処置が必要で、解除できないと短期間で命に関わります。
食事療法や内服治療が一般的ですが、位置や大きさによっては手術をおこないます。ストラバイトなど一部の結石は食事療法で溶解可能なものもありますが、手術で摘出しないといけないものもあります。
再発を防ぐための処方食やサプリメントなどの予防も重要です。
猫の下部尿路疾患(FLUTD)
膀胱や尿道に関連する疾患の総称で、膀胱炎や尿路結石、尿道閉塞などが含まれます。
元々の遺伝・体質以外に、ストレスが悪化要因となる場合も多く、食餌や生活環境の見直しも含めた治療が必要です。
前立腺肥大
去勢(睾丸摘出)手術を受けていない中高齢の犬に多発します。
年齢とともに前立腺が肥大する病気で、主に次のような症状が見られます。
・排尿回数の増加や困難
・血尿
・排便障害・平たい大便が出てくる
去勢手術が予防や治療に有効であり、放置すると前立腺膿瘍、前立腺癌などの深刻な問題につながることがあります。
腎泌尿器疾患の診断と検査
腎泌尿器疾患の診断には、以下の検査を組み合わせておこないます。
尿検査 | 尿比重・pH・タンパクなどの確認や、結晶の有無 |
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血液検査 | 腎機能マーカー(BUN、クレアチニン、SDMA)の評価 |
超音波検査 | 腎臓や膀胱の構造・結石結晶の評価 |
レントゲン検査 | 腎臓や膀胱の形態や大きい結石の確認 |
血圧測定 | 腎疾患に関連する高血圧の評価 |






エルム動物病院の腎泌尿器治療

各種検査結果や症状から問題を特定し、科学的根拠に基づいた治療をご提供いたします。
それに応じて、食事療法や生活指導も含めた総合的なケアをおこない、ペットの健康寿命を最大限に延ばすことを目指しています。
腎泌尿器のトラブルでお困りの際は、ぜひお気軽に草津市・大津市のエルム動物病院にご相談ください。ペットの快適な生活を取り戻すために、全力でサポートいたします。
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